『君に愛されて痛かった』第33話のネタバレ＆最新話。筧もあっち側だったんだと思うかなえ

『君に愛されて痛かった』は知るかバカうどん先生の漫画で、まんが王国 にて連載中です。

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『君に愛されて痛かった』第33話のネタバレ＆最新話。

どうでもいいこと

それどういう意味？野球を辞めろってこと？
かなえの言葉を聞き、筧はむっとした表情でそう返す。
かなえは困った顔をし、違う、そうは言っていない、と答える。
だが筧はかなえを睨みつけたまま視線を外さない。
かなえは手が震え、しどろもどろになりながらも筧に本音を話し始める。
上手く言えないけどぐちゃぐちゃになる。
例えば応援せずにスマホばっかり見てる奴、人を選んで対応を変えてる奴、筧の怪我のことを知ってて将来の事をダシにして野球をさせたりする奴らがいる。
そういう奴らの意味が分からない。
それがとにかく嫌だ。
自分なんかの事を優しくしてくれる筧が、みんなのそういった訳がわからない価値観でぐちゃぐちゃにされるのが嫌。
かなえが泣きながらそう伝えると、筧は、どうでもいい、と返した。
人と自分は違う、家族ですら自分とは違う、だから同じ考えじゃないのは普通のことだ、と返し、その場を去ろうとする筧。
去ろうとする筧に驚くかなえ。
そんな筧にかなえは、どうでも良くなんかない、と筧の手を掴もうとするが…。
筧は、触るな！と怒鳴り、手を引っ込めた。
他人は関係ない、俺は自分の為にやっているんだ、とかなえに怒鳴り、筧は去る。
かなえは何も言えなくなり立ちすくむ。
そして呆然としながら、あれってどうでもいいことだったんだ…、と呟く。
筧の“普通”は自分にとって“特別”だったけど、自分の“普通”は筧にとっては“苦痛”だったんだろうか。
かなえはさっきまで笑い合っていたベンチを見つめながら思っていた。
筧もあっち側だったんだ、とショックを受けるかなえだった。

私じゃない“私”になれていたら…

かなえは帰りながら、とみ子に電話をするが繋がらない。
手は震えて、涙も流していた。
自分以外の誰かは待ってくれる人がいるが、自分の事は誰が待ってくれるんだろう。
誰もいない。
そんなこと最初からわかっていたのに、優しくされて期待をしてしまった。
かなえは息が荒くなり、頭を抱える。
そして筧との楽しかった日々を思い出す。
だがもうどうにもならない。
努力すれば普通になれるかもしれない、と期待してしまった。
自分が普通になれていたら。
私じゃない“私”になれていたら。
かなえは頭がおかしくなりそうになりながら発狂し、気持ち悪い、と爪を噛みながらぼそっと呟くのだった。

どうでもいい

夜になり、ラブホテルの一室で話す男女。
そこにいたのはどこかの中年のおじさんと、かなえだった。
おじさんはかなえに、よくこんなことをしてるのか、と聞く。
何が？と笑顔でとぼけるかなえ。
おじさんは詮索をする。
家が貧乏だからなのか、親と仲が悪いからなのか、ホストに貢いでいるのか、と。
かなえは笑顔のままおじさんの手を引っ張る。
自分の座っているベッドにおじさんを倒れこませるかなえ。
そしてかなえは服を脱ぎ、その服をベッドに投げつける。
そしておじさんを見下ろしたかなえは言うのだった。
うるさいなあ、どうでもいいよそんな事、と。

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『君に愛されて痛かった』第34話のネタバレ

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『君に愛されて痛かった』第33話のまとめ

今回は『君に愛されて痛かった』の第33話のネタバレ＆最新話。をお送りしました。

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