『パーフェクトワールド』第53話のネタバレ＆最新話。赤ちゃんの戸籍を鮎川にする

『パーフェクトワールド』は有賀リエ先生の漫画で、Kissにて連載中です。

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『パーフェクトワールド』第53話のネタバレ＆最新話。

赤ちゃんは極低出生体重児でNICUに入っていた

かばんの中の荷物をチェックしていくつぐみと樹。
今日は赤ちゃんを迎えに病院へ行くことになっている。
車に乗った2人はしばらく無言だったが、ドキドキする気持ちを抑えて病院へ向かう。
5日前に来た連絡では、赤ちゃんは2か月前に生まれた男の子で、NICUに入っていた極低出生体重児らしい。
NICUを出た後も2週間ほどGCUで治療を受けていたが、安定した状態になったので連絡がきたのだと言う。
実母は22歳で飲食店勤務、実父に妊娠を伝えると彼は行方をくらましてしまったらしく、経済的にも厳しいため、養子を決断したらしい。
その日、ベッドに入っても不安と緊張でつぐみは寝られなかった。
自分が本当にその子の母親になっていいのか怖くなってしまったつぐみに、樹は同じ気持ちだと同意してくれた。
この不安も乗り越えるべきものなのだと2人で手を取り合う。

赤ちゃんと対面したつぐみは愛しさのあまり涙があふれる

つぐみは車の中で「産んだ人のことは、本当は考えたくなかった」と打ち明ける。
実母がやはり育てたいと言ったら、赤ちゃんは返さなければいけなくなるからだ。
赤ちゃんを見たとき、どんな気持ちが湧くのか不安に思いながらもつぐみたちは病院内へ入る。
病室へ入ると赤ちゃんはミルクの時間でいなかった。
しばらく待っていると扉がノックされ、とうとう赤ちゃんと対面する。
赤ちゃんを目にした途端、つぐみの目から涙があふれた。
「抱いてみますか？」と聞かれ、先につぐみが抱かせてもらうと、あまりの可愛さに言葉がでなかった。
はじめて会ったばかりなに、愛しさが溢れてくる。
樹は優しくつぐみの涙をぬぐってくれた。
樹はNICUに入っていたときの赤ちゃんの写真を見せてもらう。
写真の中には、小さすぎる体でたくさんの機械に繋がれている赤ちゃんの姿があった。
その姿に、自分が入院していたときの姿を重ねる樹。
辛かった治療を行っていたことも、妊娠できなかったことも全部、この子に会うためなのだと2人は思った。

赤ちゃんの母親はつぐみたちを信じて託してくれた

いよいよ赤ちゃんとの生活が始まることになり、赤ちゃんの戸籍を鮎川にするため、家庭裁判所に審判申し立てを提出することになった。
そこで確定すれば、赤ちゃんはつぐみたちと実親子ということになる。
つぐみは産んだ女性について尋ねる。
彼女は早産になってしまったことにひどくうろたえ、一度だけICUにきてずっと泣いていたという。
誰も頼る人がいなく、1人で育てていけるとも思えず、「自分より赤ちゃんを大事にできる人がいるなら、その人に託したい。そのほうが幸せに生きていけるなら」と悩みぬいた末に決断した。
彼女にもつぐみたちのことは説明されており、樹が障害を持っていることも伝えてある。
しかし彼女は「そんな大変な経験を乗り越えてきたご夫婦なら、どんなことがあっても大事にしてくれる」と託してくれた。
つぐみは人との繋がりを強く感じた。
赤ちゃんの名前は「絋樹」と名付けられている。
変更することも可能だというが、つぐみたちは「託された思いを育てていこう」と強く思う。

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『パーフェクトワールド』第54話のネタバレ

『パーフェクトワールド』第53話のまとめ

今回は『パーフェクトワールド』の第53話のネタバレ＆最新話。をお送りしました。

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