六道の悪女たちは中村勇志先生による少年チャンピオンの作品です。
『六道の悪女たち』前話(166話)のあらすじは・・・
水絵は占い師にクラスメイトが信用できないと相談する。すると、なんと不良難が出ていると忠告される。曰く、地獄に落ちると…。それから図書館に向かっていると、椿、小百合、莇美とばったり会う。
彼女らの誘いもあって、3人と遊びに行くことに。彼女らの話から六道がカンフーでクロムサムのボスとも渡り合ったと聞き、やはり六道こそ自分を地獄に落とす人物ではないかと思う。
そしてその帰り道、水絵は前話で六道人形が乱奈のバイクから落下して壊れた場面に遭遇し、悲鳴を上げながら逃げ出してしまった……。
『六道の悪女たち』第167話のネタバレ&最新話!
立ちはだかる者
―――財布などのブランド店。
そこで全身柄に包んだヤンキーのような女性が新作モデルが品切れな事にキレていた。
しまいには展示ガラスをぶち壊す…。
………女性は出ていくが、その様子を観察している者がいる。
大佐だ。相手の年齢は20代半ば。悪女率100%。大佐からの連絡を受けた六道たちが配置に着く……。
―――女性が歩いていると、いきなり課長が立ちはだかる。
一体何のようかと言うと、大佐は突然六道の顔写真を見せる。そして惚れたか否か―――
「惚れるわけねぇだろ!!」
ドスッ 「ブヒィ!!」
課長は顔面にパンチを喰らってしまう。
だが作戦は成功。続いて作戦Bに移行する…。
―――今度は飯沼が女性の前に立ちはだかる。
ちょっと見てもらいたいものがあると言い、今度はスマホで六道の自己紹介動画を見せる。果たして惚れ―――
「惚れねぇよ!!」
グシャッ
…なんと今度は金的に膝蹴りを喰らってしまう!!
だがそれでも作戦は成功した。君の勇姿は忘れない……
六道の術に関する実験結果
―――とうとう作戦Cだ。
大佐誘導の元、とある人物が女性の真正面3mほど離れた距離に立つ。
…そう、六道だ。目には布で目隠しをしてあり、彼の目を伺うことはできない…。
六道「僕に、惚れましたか」
果たして―――
「てめぇのどこに惚れんだよ!!」
バキッ 「ぐほぉあ!!」
………そう、六道を前にしてるのに惚れないのだ!!
全く惚れないなんて………
六道「やったー!!」
だが女性は「何言ってんだてめぇ!!」とさらに暴行を加える。
…流石に女性はさっきからクソガキが何なんだと言う。まさか自分の事を誘っているのか?
六道は謝罪し、もうしないと言う。女性は彼にガキが嫌いで、大人の女を敵に回すと痛い目を見ると言って去っていく。
―――六道たちは大佐の元に集まる。
これで作戦成功だ。みんな殴られたが、それでも大きな進歩だ。
…明日から新学期という中、春休みから色々と実験してきた成果が実ったのだ。
六道の『悪女にモテる』という術は、目を隠すと効果が出ないことが証明されたからだ。
六道に惚れた相手は…
………しかし、単に悪女に対して目を隠せばいいというわけではない。
目が合わなくても六道の目を見られた時点でOUT。その上術に一度かかったらもう惚れ続ける。
さらにサングラス越しからでもOUT。完全に六道の視界を閉ざさないといけない。
…残念ながら術を完全に防ぐのは不可能のようだ。しかし緊急の対策にはなる。
明日から悪女に新入生がたくさん入ってくるが、これで対策は取れるはずだ。
………だが既にどこかでヤバい奴に惚れられたりしてな
飯沼が恐ろしい事を言い出す。街中ですれ違った人の中にそんな者がいたら―――
だがコンタクトを取ってこないという事は、仮にそんな人がいたとしても大丈夫という事だろう…。
―――4ヵ月前。
工事現場で寺國はある人物と電話をしていた。残念ながら今東北の現場に来ており、今日は戻れそうにない…。
サボっていた2人の作業員に罵声を浴びせつつ、電話を続ける。
…が、向こうはなぜか黙る。まさか怒った…!? この仕事も大きな金になるはずだが…。
………寺國が電話で話していた人物―――桜沙知子はすれ違った六道を見て驚愕の表情を浮かべる。
桜は寺國にその件はもういいと告げる。なぜなら………
「桜沙知子42歳、生まれて初めて一目惚れ」
『六道の悪女たち』第167話の感想
…いきなり何だと思ったら、六道の実験だったんですか。
今更感がありますが、周囲に迷惑をかけないためには必要な対策ですよね。
楓のように恋人への愛情と六道への愛情は両立させる事は可能なようですが、本来ならあってはならない能力ですよね…。
…しかし既に4ヵ月前、なんと桜沙知子(42)に惚れられてしまっていたようです。
果たして桜は何か六道たちに関わりを持とうとするのでしょうか。
…ちなみに1点心配していた事があります。
六道の術を防ぐ方法は本当に目を見ないという方法で合っているのか…? という事です。
もしかして六道の術は成人している人間には無効であり、今話で出てきた20代半ばの悪女に効かなかったのはただ単に対象外だったからでは…と。
しかし今話のラストで42歳の桜にも問題なく効いていた事が判明しました。よって今話の流れはミスリードではなかったようですね…。
『六道の悪女たち』次話(168話)以降の予想
…もしかしたら桜が六道に会いに来るという展開があるかもしれません。
そうなると、闇金融編で登場した仁がまた再登場する事になるかもしれませんね!
ですが今話は新学期までの繋ぎの話なので、その流れはないのかもしれません…。
…果たして今話で判明した六道の能力の抜け道はこれから役に立つのでしょうか?
『六道の悪女たち』第168話のネタバレ&最新話!
おっちょこちょいな新入生
―――亞森に若槻ヒューマという新入生が来ていた。
……だがどういうわけか、人が一人もいない。
今日は入学式のはずなのに…。
と、幼田が現れたので挨拶する。最初は小学生と勘違いするが、噂の番長と聞いて納得する。
……握手を躱しつつ、なぜ今日は人がいないのか聞く。
なんと学校は明日からだった…!!
一日間違えたが、幼田には「お前面白いな」と言って貰えた。
潰れた占い屋
―――六道、大佐、課長、飯沼はとある占い屋に来ていた。
……だがその店は閉まっている。
術の対策を考えるために利用しようとしていたのだが…。
飯沼は占いなど信じていないが、六道の術が本物である以上否定できない。
……占い屋を見ていた六道は、この店が閉店していると気付く。
が、窓から中を見ると、なんと滅茶苦茶に荒らされている…!!
さっきまで占いを信じてないと言っていた飯沼が「今朝の運勢が最下位だったんだよ」と占いを引き合いに出して、嫌な予感がするから手を引こうと言う。
……そこに白バイの警官が通りかかる。
その警官曰く、なんと暴力団と繋がりのある店だったからガサ入れが入ったと言う。
そして六道たちに、裏社会の勢力が本格的に動いているから気を付けるよう言う。
桜の計画
―――とあるバー。
……桜沙知子はそこで弁当を作っていた。
そしてバーの店長にその弁当をプレゼントする。練習だからお金を取ったりしないらしい。
さらに、彼女の部下である芳閃にもお酒を注いであげる。
……が、桜の話からすると、この店は店長が苦労して手に入れた店で、店長は桜からお金を借りていたらしかった。
店長は必ず返済するから少し待って欲しいと言う。
しかし非情にも……
桜「芳閃、焼却」
―――あっという間に店は燃えた。
……これで火災保険でお金は返済できる。
「訴えてやる!!」と桜に言うも、彼女は絶対に捕まらない自身がある。
なぜなら自分には明日高校生になる出来の良い娘がいて、その娘が火の粉を払ってくれるから。
……桜は芳閃に行くよ、と伝える。
4ヵ月前から準備していた計画がある。とうとう始動する時が来た。
「万全を期して、春を迎えようじゃないか」
『六道の悪女たち』第168話の感想
……桜、初登場時から恐るべき女ですね。
その彼女に出来のいい娘がいる…。このままではヤバい事になるでしょう。
果たして六道たちは何とか凌げるでしょうか?
……後、冒頭に登場した若槻ヒューマ。
彼も出落ちのモブで終わらず、何かしら役割があるのではないでしょうか?
『六道の悪女たち』次話(169話)以降の予想
……恐らくその娘が亞森の新入生でしょう。
ヤバい出会いになるでしょうね。
……しかし、六道は既に術の緊急対策を持っています。
その上、今は母の桜が惚れていますね。
これは、娘が惚れずに母親の桜の方がどうにかなってしまうのではないでしょうか。
『六道の悪女たち』まとめ
今回は『六道の悪女たち』第167話、第168話のネタバレ&最新話!をお送りしました!