『終末のワルキューレ』第12話のネタバレ＆最新話。死してなお闘い続けたアダム

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『終末のワルキューレ』は作画：アジチカ先生＆原作：梅村真也先生＆構成：フクイタクミ先生先生の漫画で、月刊コミックゼノンにて連載中です。

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『終末のワルキューレ』第12話のネタバレ＆最新話。

観客はアダムの負けを確信しはじめるが、アダムは勝利を諦めておらず、ゼウスの髪を引き寄せる

サンドバッグのようにゼウスの攻撃を受けるしかないアダム。
その目はもう何も見えてはいなかった。
ロキはアダムの方が先に限界がきてしまったことを、悲しそうにつぶやく。
ゼウスの強烈な蹴りがアダムの身体に命中し、観客はアダムの負けを悟りはじめた。
これで終わりだが、アダムはすごいヤツだったとオーディンの鳥は彼の強さを認める。
ブリュンヒルデですら、もはやこれまでだと諦めの表情を浮かべる。
イブが「あなた・・・もうやめて」と悲痛な声を上げ、顔をおおう。
子どもたちも、一歩的にボコボコにされる父親の姿に「もう倒れていいんだよ」「頑張るな、降参しろ！」と泣きながら叫ぶ。
子どもたちが絶望に泣き叫ぶ中、闇の中のアダムもどこかで子どもたちが泣いていることを感じていた。
「大丈夫、こわいやつもわるいやつも、みんなお父さんがやっつけてやる」
心の中でそう思ったとき、ゼウスによって強烈な一撃が繰り出された。
アダムはグシャアという音とともに倒れかけたかに見えたが、ゼウスの髪を掴んで引き寄せる。
アダムはまだ勝利を諦めてはいなかったのだ。

闘いの最期の瞬間は、ゼウスが膝をついたことで終焉となり、ゼウスの身体がもとに戻る

ゼウスもアダムの髪をつかみ返すが、アダムは顔を上げると「つかまえた」と言って笑ったのだった。
観客は、アダムがゼウスをつかまえるためにわざと攻撃を受けていたのだと知り、騒然となる。
「うらああ！！」
拳をかまえたアダムとゼウスの猛攻が再開した。
激しい音を立てて殴りあっていく2人の闘いを、観客たちは息をのんで見守る。
いつしか神側も人類側も、観客たちは言葉を失い、ヴァルハラ闘技場は静寂に包まれていた。
そこにはただ2人の骨の軋む音だけが響き続けていた。
そして、最期の瞬間は突然訪れる。
アダムの拳がゼウスに当たり、パキン！と音がしたかと思うと、ゼウスがその場に膝を着いた。
アダムは拳を振り上げてその場に立ち、ゼウスの身体はボコボコと音を立てて空気が抜けると、もとのひ弱な姿に戻ってしまった。

死してなお闘い続けたアダムだったが、ラグナロク第二回戦はゼウスが勝利する

座り込んでしまったゼウスはふぅぅと大きく息を吐くと、闘いの終わりを告げる。
その言葉を聞いた人類たちは、喜んで歓声を上げた。
しかし、震えるゼウスは俯いたまま顔を上げない。
そして、勝利したはずのアダムも微動だにしなかった。
観客たちは、ようやくアダムが死んでいることに気が付く。
すでに死んでいることに観客たちが唖然とする中、ゼウスは淡々と自分が倒れるよりも先にアダムが死んでいたのだと言った。
アダムは死んだあとも拳骨を繰り出し続けていたのである。
ゼウスは顔を上げると、アダムをたいした男だと称えた。
これが我慢比べだったならば、勝っていたのはアダムの方だったとゼウスはつぶやく。
アダムの身体が砕けてサラサラと消えていく。
その身体は天に昇ってゆき、最期には葉っぱが一枚残されていた。
こうして、ラグナロク第二回戦はゼウスの勝利となった。

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『終末のワルキューレ』第13話のネタバレ

『終末のワルキューレ』第12話のまとめ

今回は『終末のワルキューレ』の第12話のネタバレ＆最新話。をお送りしました。

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