『終末のワルキューレ』第15話のネタバレ＆最新話。ゲルは小次郎が攻めないことにやきもき･･

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『終末のワルキューレ』は作画：アジチカ先生＆原作：梅村真也先生＆構成：フクイタクミ先生先生の漫画で、月刊コミックゼノンにて連載中です。

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『終末のワルキューレ』第15話のネタバレ＆最新話。

一歩も動こうとしないポセイドンと佐々木小次郎だったが・・・

ヴァルハラ闘技場は静まり返り、ポセイドンと佐々木小次郎は、両端で向き合う。
ゲルは緊張感が半端ないと、厳しい表情で立つブリュンヒルデの隣で目を見開いている。
既にゴングが鳴っているというのに、2人はその場から一歩も動かなかった。
どちらも動こうとしないことに、観客たちは疑問の声を上げる。
一、二回戦とは違い、第三回戦は水を打ったような静寂から始まった。
対峙した2人は静かに向かい合う。
一歩踏み込んでしまうと互いの間合いに入ってしまうため、動かないのではないかと推測されたが、ポセイドンはただ間合いに入ってくる虫を叩き殺すだけなのだという。
先に動いたのは小次郎だった。
小次郎が一歩踏み出してポセイドンに一太刀浴びせようとすると、ポセイドンから反撃に合い、ポセイドンの槍で串刺しにされてしまう。
この一連の流れは小次郎の頭の中で行われたシュミレーションで、小次郎は剣を握り、まだ動いていないというのに汗だくになっていた。
「間合いの攻防だけで疲れ果ててしまうとは情けない」と宮本武蔵は得意げに笑う。
佐々木小次郎は、試合が始まってからのわずかな間に頭の中ですでに18回殺されていた。
小次郎はどう攻めても死ぬ未来しか見えず、
冷や汗をかいていた。

ポセイドンが兄のアダマスを殺したことで12柱に

ゲルは佐々木小次郎が攻めあぐねていることに、やきもきする。
「さすがオリンポス12神」の最恐神だというゲルの言葉を聞いたブリュンヒルデは、ある事実をゲルに教える。
かつてオリンポスの神々はワルキューレたちと同じように13柱だった。
オリンポスのうち1柱は、ポセイドンに殺されたのだという。
神が神を殺すなどということは初耳だというゲル。
殺された神の名はアダマスといい、かつて全宇宙を統べたクロノスの血を受け継ぐ神のひとりでゼウスとポセイドンの兄であった。
今では恐ろしくてその名を口にするものはいなくなった。
ゼウスらオリンポスの神々がティターン神族を打倒したギガントマキアの後、末弟ゼウスが最高神位を継承することに不満を抱いたアダマスは叛逆をおこした。
死と闇の奈落に封じ込められたティターン神族やギガンテスらを解放したアダマスは、天界最凶の怪物テュポンを屈服させ、進軍した。
アダマスはポセイドンに自分の側につくように説得する。
「弟の下につく兄などいない」というアダマスの言葉に、ポセイドンは「これが我が兄とは情けない」と言い放つ。
怒り狂うアダマスの目を見ようとしないポセイドン。
神は群れない、謀らない、頼らない。
はじめから完璧な存在だからだ。
「お前はその全てを侵している」
ポセイドンは歌を歌いだす。
そして襲い掛かってきたアダマスの目と、生涯で初めて合わせた瞬間、アダマスの生涯は終わった。
ポセイドンは、13神の中に神ではないものが混ざっていたのだと、立ち聞きをしていたヘルメスに話しかける。
その日から神の歴史は、オリンポスの神々はもともと12柱であったのだと改められた。

佐々木小次郎は「死にたくないなぁ」とため息を

アレスが12柱の中にも裏切りものがいたことを思い出すと、ヘルメスは「わたしです」と簡単に告白した。
ヘルメスは、武闘派であったアダマスを一撃で倒したことよりも、アダマスは最初から存在していなかったとポセイドンが言っただけで誰も異論を発せないことが、ポセイドンの真の恐ろしさなのだと言う。
誰よりも神らしいポセイドンは、一度も小次郎のことを見ようとはしなかった。
神様の視界しも入れないことを嘆いた小次郎は、その場に座りこむ。
闘技の最中に見せた驚きの行動に、観客が騒然となる中「死にたくないなぁ」と小次郎はつぶやく。

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『終末のワルキューレ』第16話のネタバレ

『終末のワルキューレ』第15話のまとめ

今回は『終末のワルキューレ』の第15話のネタバレ＆最新話。をお送りしました。

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