『それでも世界は美しい』は椎名橙先生の漫画で、花とゆめにて連載中です。 『それでも世界は美しい』は椎名橙先生の作品で、花とゆめにて連載中です。 『それでも世界は美しい』の前回(138話)のあらすじは… 世界の再起動が始まった。暗雲は晴れ、光が差す。ニケはリビから貰った指輪 ... 続きを見る
それでも世界は美しい【139話】最新話のネタバレ。ツバイとアル
『それでも世界は美しい』前話(139)話のあらすじは・・・
王宮ではいつものようにリビのもとにツバイが来ていた。リビはツバイから、アルとの出会いや、今までのアルとツバイの話を聞く。
リビのアルへの憎悪は消せず、憎しみの行き場がなくて、苦しむリビ。「アルを殺さないで」とツバイは頼んだ。
ニケのいないこの世界で、1人で考え答えを出すため、リビはもう一度アルに会いに行くことを決めるが…!?
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『それでも世界は美しい』第140話のネタバレ&最新話。
アルの苦しみ
リビがアルの部屋に行くと、アルはずいぶんと痩せていた。
笑顔で出迎えるアルに、『何も変わってない。ニケのした事は無駄だった』と思いかけたリビに、アルは言った。
「やっと私を殺しに来てくれたんだね」
驚き、目を見開くリビ。
ツバイが慌てて駆け寄った時、テーブルにぶつかり、上にあったケースが落ちて、中から睡眠薬の小瓶が大量に出てきた。
リビはアルに違和感を感じ始める。
アルはぽつりぽつりと話しだした。
何度か命を断とうとしたこと。
その度に雨が降ったこと…
晴れた日はいつでもあの虹の輪っかが見ていて。
ニケは約束を守り、雨が降るたび『お前がいてもいい世界だ』と証明してくれてると感じる。
…じゃあ今までは何だったんだろう?
あの暗い世界が全てだと思って生きてきたのに。
だったら何故あの時誰も助けてくれなかった?
今更こんな完璧な世界に放り込まれて、どうしたらいいか分からない。
私の人生は全くの無意味になったのに、眩しい世界だけ突きつけられて。
息もできない。
リビに生きてほしいと思うアル
リビはアルの苦悩を聞きながら、思った。
何も響かなかった、動じなかった、あのアルが苦しんでる…。
心のバランスが崩れて、苦しんでる。
“生きること”で苦痛を感じているんだ。
感じる心が、戻ってきてる。
ニケのしたことは、無駄じゃなかった…!
アルは続けた。
もう自分を壊すしかない。
ずっと不条理な中にいたのに、犠牲になったニケ姫は私に復讐しない。
だからリビに、踏みにじって、バラバラにして、台無しにして、今まで信じてきた価値の中で殺してほしい。
今更何かを愛したり求めるのは怖い…
リビはアルを見て昔の自分と似ていると感じた。だからこそ目を逸らすわけにいかない。
俺はもう昔のままじゃない。
ニケと出会って知った世界を裏切らない限りニケは消えない。
…“ここ”にいる。リビは胸をグッと握った。
そしてその拳で、アルの胸を突いた。
俺はお前を殺さない。
お前はそうやって苦しんで生きるんだ。
それがお前の罰だ。
お前が憎い、でも、俺の中の絶望を行使しない。
ニケとの時間を無意味にしないため、許せない自分を手放し、ニケと出会えた意味に替える。
リビの目から涙が溢れた。
「そうやって俺はお前を超える」
人の出会いに意味を見出すのは自分。
お前もこれまで出会った人間も大事な思い出もニケのことも無意味にするな。
ニケが連れてきた美しい世界を、歯を食いしばって生きてくれ。
リビは部屋をあとにした。
ツバイに礼を言われ、お前の為にしたわけじゃないという。
それにアルにとってはこれから先世界がいいものだと思うたびに自分のした事が大きくて、この道の方が辛い。
それでもツバイは、『命がある』と涙を流した。
アルは窓を開け外に出た。
雨に打たれながら、幼い頃“お母さん”になってくれた、悪霊の分裂した一部であるあの人を思い出す。
強烈にたくさんの思い出が蘇る。だけどもう、忘れたくない。
雨が上がった。
月明かりに照らされて、虹の輪っかが見える。
アルは虹の輪を見つめた。
もう涙は止まって、真っ直ぐにと見つめる。
“思い出に意味を。生きて。生きて…”
ニールはニケを取り戻す決意を
自室に戻ったリビにニールがお茶を持ってきた。
リビは皆がリビが昔に戻ったと心配する中でニールだけはそうじゃないと見抜いていたことをさすがだと笑った。
そしてもう、泣いたり無口になったりしないと言う。
『きっとニケもそうしろって言ってる』と穏やかに笑った。
リビはニールに話をした。
やっぱりニケのことを諦めない。
喪失感から逃げるんじゃなく、不可能に近いこともわかってるけど、ニケを戻す方法を探す事まで諦めなくていいはず。
ニケを自由にする方法を探し続けたい、俺の一生かかっても。
ニールは『やっと強欲で諦めの悪いあなたらしくなった』と笑う。
「取り戻そう、ニケを」
その頃アルはメンフィスに連れられ眠り続けるカラと“悪霊ちゃん”を、ベッドのそばで見ていた。
アルのいう“あの人”に似ているかと聞かれ、『そっくりだけど少し感じが違う』と答える。
その時、2人の目の前で、カラと悪霊ちゃんが同時にゆっくり目を開けた。
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『それでも世界は美しい』第141話のネタバレ
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『それでも世界は美しい』第141話のネタバレ&最新話。“悪霊ちゃん”の正体
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『それでも世界は美しい』第140話のまとめ
今回は『それでも世界は美しい』の第140話のネタバレ&最新話。をお送りしました。
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