『血の轍』第70話のネタバレ＆最新話。しがみつく静一

『血の轍』は押見修造先生の漫画で、ビッグコミックスペリオールにて連載中です。

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『血の轍』第70話のネタバレ＆最新話。

本当に警察に行くことに…

「警察に、行きましょう」
静子はそう言う。
否、…謝れって、言ってるんだよ！！
伯父は怒鳴りつける。
「謝れ！！」
しかし静子は一切謝罪しない。一体なんの意地を貫き通そうとしているのだろうか？

…スル…

静一を羽交い絞めにしていた伯母の手が緩む。
そして静子の傍らに行くと、もうどうでもいいからさっさと警察に付き出そうと言う。
さあ、立て！
静子は気だるげな表情で立ち上がる。

「待ってくれ…」
一郎は懇願する。せめて、少しだけ静子と2人で話させてくれ…と。
頼む…
「………今更………何を…？」
その言葉は、当の静子から否定される。
そして静子はこう返答した。

しがみつく静一

「離婚して。」

もう自分はこの家に戻るつもりはない。
その言葉に一郎も静一もショックを受けていた。
なおも一郎は「俺…俺は…！」と言うも、「ハッ」とどこか伯母は嘲ったような笑いをする。
果たしてそれは静子あるいは一郎をバカにした笑いなのか、こんな状況で『離婚』という言葉が出てきた事に対してか…。

伯父と伯母に抱えられて警察に連行されようとする静子。
そこに………

ぐっ

静一が静子の腰にしがみつく。
静一は涙を流して静子を離すまいとする。
それを同情の混じった表情で見つめる伯父・伯母…。

静子は静一に自分がいなくなるから、一郎と2人で頑張って欲しいと告げる。
静一はイヤイヤと首を振って拒むも、静子はそんな静一の頬に手を添える…。
そして「ごめんね」と謝罪の言葉を呟く。

静子が謝りたかったのは、静一に嘘を付かせてしまった事だ。
そう、だが……もう嘘をつかなくてもいいから。
頬に添えられた手に、静一は手を重ねる。
「ごめんね。たくさん…ひどいことして。」
今までも、沢山、沢山…。確かにそれらは少々虐待じみていたが、母を愛する静一にとってはそれでもかけがえのない宝物のような日々ではなかっただろうか…。

互いに涙を流す母息子

そして静子は、静一の好きなように生きて欲しいと言う。
今まで、本当はこんな事をしたくないと思いながらも静一に当たってしまっていた。
だが……もう静一を離すと宣言。
もう静一に掴まりっぱなしは辞める。

「もう…好きにしていいよ。」
「静ちゃんの…好きに…生きてって……」

私…いなくなる…から…

―――…静子もまた、目から大粒の涙がこぼれていた。
「いいママになれなくて…ごめんね…」
その涙は静一の眉間のあたりに落ちる。
……涙を流す静一を抱きしめると、最後に「じゃあね…」と別れの挨拶をした。

静一は為す術もない。
果たしてそれは静一に何を齎すのか。
静一の心が崩れ行く―――

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『血の轍』第70話の感想

そして静子は、静一の好きなように生きて欲しいと言う。
今まで、本当はこんな事をしたくないと思いながらも静一に当たってしまっていた。
だが……もう静一を離すと宣言。
もう静一に掴まりっぱなしは辞める。

「もう…好きにしていいよ。」
「静ちゃんの…好きに…生きてって……」

私…いなくなる…から…

―――…静子もまた、目から大粒の涙がこぼれていた。
「いいママになれなくて…ごめんね…」
その涙は静一の眉間のあたりに落ちる。
……涙を流す静一を抱きしめると、最後に「じゃあね…」と別れの挨拶をした。

静一は為す術もない。
果たしてそれは静一に何を齎すのか。
静一の心が崩れ行く―――

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『血の轍』第71話のネタバレ

『血の轍』第70話のまとめ

今回は『血の轍』の第70話のネタバレ＆最新話。をお送りしました。

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